サンタ・テレーサ学院
正面入り口から少しだけ右に寄った角にネジネジがある
■幾何学は新しい世界を切り開いてきたが、表現形式は二次元の世界からの発想だ。三次元の生々しい世界を表現するには、幾何学は便宜的な近似値を示してくれるだけのツールとして、あまりにも稚拙な手法でしかないのではないだろうか。■螺旋は人間が感覚的に生きている三次元の世界に存在するもの。■人の顔のように対称でないことが調和を産むアシンメトリックな世界は、近似値では表現できない。螺旋はアシンメトリックではないが、何か共通する“ゆらぎ”を感じる。■螺旋には何か隠微な雰囲気が漂っているのは確かだろう。ガウディ考に戻る (2004年8月12日 記) |